成果主義?

1年間ほど、近畿ではそれなりに有名な家電で働いていたことがあるのですが、
現在もその会社で働いている友人に最近、久しぶりに会い、その会社の話になりました。

私が働いていた当時から、その会社の環境は良いとは言いがたく、
毎日朝9時前から、22時過ぎ、土日祝日の休みはもちろんなく、完全歩合性、シフトなどは存在しませんでした。

その友人は今年でたしか、8年目ぐらいだと思います。 現在、新人にはシフト制が導入されているそうで(私が働いていた時から離職率が高かったのと、訴えられまくってたので、それが原因だと思います。)、それなりの上の身分になった友人は、長く働かせると問題になり、怒られるそうです。そして彼自身は、その分仕事も増えて、9−23だそうです。つまり、彼自身はシフト制には入ったことはないという理不尽…

ちなみに、友人は、8年間働いているのですが、給料も高いとはいえません。時給で計算すると高校生以下です。また、現在子供は学校にかようまで年齢が上がってませんので、土日じゃなくても遊べると思いますが、
小学校が始まると、彼はあえなくなってしまうでしょう。

ちなみに、その会社はかなり儲けてます。
 
安く仕入れて、高く売る。 
安く雇って、良く働かせる。
洗脳がうまい会社です。

この3点がかなり徹底されていますから。 他の家電と手を結んで、上場もしたようです。
それなのに、小さな歩合(月ごとの売上)とかだけで判断し、長期的な貢献を見ないのは、やはりひどすぎるでしょう。(ちなみに歩合で成果を出せなかったから、ひがんでるわけではないです。実際、当時の私は、店では売上(利潤主義)1−3位に入ったり、全店でも20位以内に入ったりして、新入社員のわりには結構もらってました。運が良かっただけですけどね。)

さて、「報酬」という視点から、会社とその社員の納得のいける関係を考えてみました。

1. 「長く貢献し、儲けもたくさんでているのにその社員に対して、報酬がない会社は最低」
2. 「長く貢献し、儲けが出てない会社が報酬が出せないのはしかたがない。」
3. 「短い期間で結果を出していないのなら、社員は報酬に関して話すべきではない。もちろん、入社してからの話です。」


会社だけではなく、社員のことも考えて「成果主義」を取り入れる際には、短期的な結果だけではなく、長期的な結果も見るべきです。また、「利益」=「成果」にするのは非常に危険です。影で貢献している人も評価できるようにしないといけません。 

まとめきれてませんが、この辺で。