Ajaxの落とし穴

Ajaxはとても、coolで、次のページに遷移するのがうっとおしい怠け者の私には、
大変魅力的なものです。 実際、複数のプロジェクトで使用してみましたが、
結論から話しますと、大失敗です。

ブラウザーの戻るが働かない」という問題が発生するのは、知っていましたが、
戻るボタンをつければ大丈夫だという、浅い考えをもって使用してしまいました。

何が失敗かというと、検索機能があるのですが、

お客さんは「ブラウザーの戻る」を多用してたのです。
たとえば、ユーザのリストを検索して、一人の詳細を確認、
戻るで、また別のユーザを見たいってことです。

実際、戻るボタンで良いじゃないですかとおもったのですが、、
試してみると、戻るボタンだと、ページを読み直すので遅いわけです。
これは、かなりクリティカルで、Ajaxを使用しない形に修正するという、
無駄な工数を取ってしまいました。

ただし、使用頻度が少ない管理の機能などは使用したほうが便利です。

Ajaxを使うべきではないタイミングをまとめますと、

1. 「戻る」を使うだろうと思われるページ
2. お客さんが、「戻るをよく使う」らしいとき。
3. 「戻る」が必要なとき。
4. つまり、「戻る」が必要な時は使わないほうが良い。
5. たくさんのブラウザーに対応しないとだめな時で、さらにDOMを使わない時。

では、Ajaxを使うタイミングは?

1. ページ遷移なしのサイト
2. ブラウザーの戻るに、Ajaxの戻るが対応した時
3. 遊び心を出してよい時
4. 編集系(時と場合によりだめだけど)
5. 自分のサイト
6. 自社Webサイト

教訓は、「良い技術が、あなたのプロジェクトにとって良いとは限らない。